かましの穂がち
山から降りたら田んぼが黄色がかっていて思わず車から降りて見ちゃいました。
夏が終わった…
この間は”かまし”の穂がち(脱穀)をしました!
かましとは、別名シコクビエと呼ばれる穀物で一石まけば四石採れるからシコクビエという名前がついたとか。それほど生命力の強い穀物で栄養素が豊富だそう!
白峰では温度的にコメは育たないのでヒエやアワなどの穀物が大事な食料だったそうです。
これがかまし!かもの足に似ているからかましと呼ばれるようになったらしい。
収穫後天日干しにしてまず木槌で叩きあらかた実を取り出します。
全部の実は取れないのでそこからは手作業!
両手を擦り合わせるとぽろぽろと実が出てきます。
手が真っ黒になった。
これが実(本当です)
ここからまた実と塵を分け、実を挽き粉にしてやっと食べられます。砂糖とお湯と混ぜておちらしの様にするのが白峰流昔からのおやつ。香ばしくてとっても美味しい!
食べるまでの過程を実際に体験してみると食べ物に対しての有り難みがそれまでと全く違うものになってくる。
人、時間、歴史。その食べ物の背景を想像すると料理に対しての深みを感じることができる。気持ちを込めていただきます、ごちそうさまが言える。
食べるために生きてるのか生きるために食べてるのか…どっちもですね!
夏が終わって秋が来てます。
栗!コケ(きのこ)!栃の実!山葡萄!
実りの秋。ワクワク(^ω^)